徒然なるままに

あるがままを生きる

歴史的な名馬現る



私が競馬に親しむようになったのは今から7年程前の、60歳定年になった年であった。それから、ほぼ毎週のように東京競馬場に通った。目的はギャンブルではない。サイクリングの休憩場して利用したのと、野生のカラス(クロとカコ)と仲良しになり、その魅力に取りつかれてしまったからである。そんなカラスとの触れ合いも、2016年1月を最後に終わってしまった。以来、姿を見せなくなったからである。実に5年半の付き合いだった。東京競馬場に通った回数は300回程度になる。よくも懲りずに続けたものだと、我ながら呆れてしまう。



競馬場に通い始めた当初1年間はたまに馬券を購入したが、これがなかなか当たらない。まさに、競馬はギャンブルだということを身をもって体験した。したがって、最近は強い軸馬がいる天皇賞や有馬記念といった大きなレースでしか馬券を買うことはしない。競馬界の裏の世界も知るようになり、競馬を楽しむことに対して複雑な気持ちがあることも消極的になっている一因でもある。



ところで、競馬を知らない人でも、ハイセイコー、オグリキャップ、ディープインパクトといった名馬を知らない人は、おそらくいないのではないだろうか。昨日の牝馬三冠の最後のレースである秋華賞に出走したアーモンドアイは、まさにそんな歴史的な名馬を予感させる強い牝馬である。アーモンドアイの魅力は、持久力、スピード、そして折り合いともにバランスがとれ群を抜いて強いことである。特に、ゴール前で稲妻のように他馬を追い抜いていく走りを見ていると、胸がすく思いがする。


購入した馬券は、アーモンドアイを軸に4頭流しの馬単200円ずつで合計800円、11-13が当たりで1200円の儲けだった。楽しませていただいた上に、ささやかな当たりまでついてきた。



アーモンドアイ(2018秋華賞)



レースの模様(https://www.youtube.com/watch?v=KSTxPbVWxikよりリンク)



これからもアーモンドアイを応援していきたい。とはいえいつもいレースで注目してしまうのは、ビリを走って馬である。彼らの行く末を思うと、かわいそうでならないのである。そんな思いをするのなら、競馬なんて止めてしまえばよいと思われるかもしれない。しかし、競馬の表の顔にはやはり魅力がある。競走馬はなんといってもかっこよくて、彼らが一生懸命走る姿にいつも感動し元気をもらう。競馬関係者には、ファンが余計な思いをしないで競馬を楽しめるような、競馬界の改革を進めていただきたいと思うのだが・・・しかし、強い政治的なリーダーシップを発揮できる人物が登場しない限り、それは無理だろう。


0コメント

  • 1000 / 1000