徒然なるままに

あるがままを生きる

野に咲く花



美しい花を眺めていると心が浄化されるようなすがすがしい気持ちになる。そんな花の中でも、真紅のハイビスカスが大好きである。真夏の明るい日差しに、真っ赤な花びらを向けている様は、気品があって明るく情熱的である。


                  ハイビスカス(多摩動物公園昆虫館)




先日、サイクリングの途中で、小川の岸辺にこのハイビスカスによく似た花を見つけた。


              ムクゲ(高尾山の麓にて)



ムクゲである。もう少し品のよい名前を付けてあげればよかったのに。。この可憐な花に似つかわしくない。


ムクゲはハイビスカスと同じフヨウ属に属するそうである。道理でよく似ている。庭木として人気が高いそうであるが、野にポツンと咲いているムクゲにはかなわない。ムクゲに限らず、野に咲く花はひときわ輝きを放っている。彼らは、雨や風に打たれても凛とした佇まいを保っている。なにか神々しさまで感じるのである。そのような野の花との出会いもサイクリングの楽しみのひとつである。


                  ムクゲ(奥多摩の林道にて)

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