徒然なるままに

あるがままを生きる

名曲との出会い_I have a dream


難曲の練習は、どんな曲にも対応できる技術を身につけるためには必要なことだと思う。しかし、難曲が必ずしも心に響く名曲とは限らない。むしろ、演奏としては簡単なものに心に染み入るような名曲が多い。


今回は演奏が比較的簡単なもので、クロマチックハーモニカの演奏曲としてたいへん気に入っている“I have a dream”を紹介したい。


この曲は、スウェーデンのポップ・グループであるABBAのメンバーであるBenny AnderssonとBjörnUlvaeusによって書かれたものである。1979年にシングルとしてリリースされた曲である。ゆったりと流れるようなさわやかでやさしい旋律の中にも、気持ちを奮い立たせるようなリズムの変化があり、夢と希望が湧いてくる名曲である。何回吹いても飽きることがない。


演奏は、私の大好きな“Andre Rieu”です。




楽譜はこちらをどうぞ



上掲“Youtube”の演奏の後半は、この楽譜の一部を繰り返しています。また、最後の部分は、この楽譜にないので追加が必要です。さらに、“Youtube”の演奏に合わせるには、変ロ長調(B♭)に移調する必要があります。楽譜通りのハ長調(C)では素朴な印象になり、この曲に合わないかも。ちなみに、シューバルトの分析によると、変ロ長調の曲は快活で希望を与え、ハ長調の曲は純真で素朴な印象を与えるとされています。童謡や唱歌にハ長調の曲が多いのも頷けます。変ロ長調は、まさにこの曲にピッタシの曲調なのです。初心者の人は、添付した楽譜を“Youtube”の曲に合うように編曲してみてはいかが。勉強になると思いますよ。




おわり


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