徒然なるままに

あるがままを生きる

クラシックに酔いしれる右脳、演歌に疲れてしまった左脳


クロマチックハーモニカを手にしてから様々なジャンルの音楽に親しんできたが、とりわけクラシックにハマっている。クラシックを聴くと心身共に浄化されさわやかな気分になる。一方、一時期ハマっていた演歌はなぜか気が向かなくなってしまった。無意識に演歌のメロディーを思い出すと不快な気持ちになることさえある。決して演歌が嫌いというわけではないのになぜだろう。いつもの性分でその理由を知りたくなった。インターネットでザっと検索してみると、音楽の心理的効果については学術的にも様々な研究が進められているようである。


一説によるとクラシックは右脳で聴き、演歌は左脳で聴くという。右脳は情緒的、芸術的、直感的な感情を処理し、左脳は言語的、分析的な処理をすることはよく知られている。演歌は貧しさや苦しさの中から湧きだした庶民の情念を表現したものである。演歌はその背景や歌詞に込められた意味を味わいながら聴くため左脳が優位に働く。一方、西洋の王侯貴族などの上流階級を中心とした人々の古典芸術であるクラシックは、その格調高い旋律のみに酔いしれながら聴くことが多いので右脳が優位に働く。つまり私の場合は、演歌のもつ独特の哀感に左脳が疲れてしまったのである。クラシックに刺激を受けたことによりそれが増幅されたのかも知れない。回りくどい書き方をしたが、要は演歌に飽きてしまったのである。


音楽のもつ旋律や情感に人は繊細に反応する。人ばかりでなく、私が愛する猫のララも保護当初は連日恐怖におののき、いつまで経っても馴れずに途方に暮れていた。しかし、モーツアルトの曲を聴かせると落ち着いて、愛くるしくスヤスヤと眠りにつくことが多かった。また、一説には植物もクラシックを聴かせると成長が促進されるという。それは音楽のもつリズムと生体のリズムが共鳴し合うからではないだろうか。そのリズムとは宇宙やあらゆる生体に普遍的に存在する“1/fゆらぎ”である。


音楽は豊かな情操を育て、疲れたこころを癒してくれるばかりでなく、気持ちを高揚させ勇気さえ与えてくれる。そして音楽は優しく平和な社会の実現に偉大な貢献をしている。音楽がなかったらこの世はどんなに殺伐としていることだろう。音楽の効果に関する科学的な研究がさらに進み、音楽がもっともっと社会に貢献する時代になっていくことは間違いない。

<余筆>

待ちに待ったうららかな春の日曜日(4月1日)、久し振りに東京競馬場までサイクリングしてきた。今年は例年よりも早く開花し、すでにところどころ若葉が茂っているところが目につく。

クロマチックハーモニカを手にしてから様々なジャンルの音楽に親しんできたが、とりわけクラシックにハマっている。クラシックを聴くと心身共に浄化されさわやかな気分になる。一方、一時期ハマっていた演歌はなぜか気が向かなくなってしまった。無意識に演歌のメロディーを思い出すと不快な気持ちになることさえある。決して演歌が嫌いというわけではないのになぜだろう。いつもの性分でその理由を知りたくなった。インターネットでザっと検索してみると、音楽の心理的効果については学術的にも様々な研究が進められているようである。


一説によるとクラシックは右脳で聴き、演歌は左脳で聴くという。右脳は情緒的、芸術的、直感的な感情を処理し、左脳は言語的、分析的な処理をすることはよく知られている。演歌は貧しさや苦しさの中から湧きだした庶民の情念を表現したものである。演歌はその背景や歌詞に込められた意味を味わいながら聴くため左脳が優位に働く。一方、西洋の王侯貴族などの上流階級を中心とした人々の古典芸術であるクラシックは、その格調高い旋律のみに酔いしれながら聴くことが多いので右脳が優位に働く。つまり私の場合は、演歌のもつ独特の哀感に左脳が疲れてしまったのである。クラシックに刺激を受けたことによりそれが増幅されたのかも知れない。回りくどい書き方をしたが、要は演歌という同じジャンルの曲ばかりを演奏してきたので飽きてしまったのである。



音楽のもつ旋律や情感に人は繊細に反応する。人ばかりでなく、私が愛する猫のララも保護当初は連日恐怖におののき、いつまで経っても馴れずに途方に暮れていた。しかし、モーツアルトの曲を聴かせると落ち着いて、愛くるしくスヤスヤと眠りにつくことが多かった。また、一説には植物もクラシックを聴かせると成長が促進されるという。それは音楽のもつリズムと生体のリズムが共鳴し合うからではないだろうか。そのリズムとは宇宙やあらゆる生体に普遍的に存在する“1/fゆらぎ”である。


音楽は豊かな情操を育て、疲れたこころを癒してくれるばかりでなく、気持ちを高揚させ勇気さえ与えてくれる。そして音楽は優しく平和な社会の実現に偉大な貢献をしている。音楽がなかったらこの世はどんなに殺伐としていることだろう。音楽の効果に関する科学的な研究がさらに進み、例えば医療用など目的別の音楽を人工知能が作曲する時代がやってくるかも知れない。今後、音楽がもっともっと社会に貢献する時代になっていくことは間違いないと思う。





<余筆>


待ちに待ったうららかな春の日曜日(4月1日)、久し振りに東京競馬場までサイクリングしてきた。今年の桜は例年よりも早く開花し、すでにところどころ若葉が茂っているところが目につく。


                       多摩川河川敷(府中市郷土の森前)


                                  誘導馬(東京競馬場)


                        若葉が茂るケヤキと八重桜(東京競馬場)


                              ケヤキと染井吉野(東京競馬場)



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