年初に思う
目出たい年初から、未来を担う若い世代が幸せであって欲しいという思いから、これからの世の中の動向が気になる。
まず気になるのが、北朝鮮の動き、覇権国家中国の台頭、中東の混乱、そしてこれらの脅威に備える日本の米国との同盟強化と軍備増強等である。知らず知らずのうちに国家の大きな流れに流されていくのが怖い。
ちょうど年末から年初にかけて、身も凍り付くようなドキュメンタリー番組があった。12月29日 NHKBS1スペシャル「なぜ日本は焼き尽くされたのか~米空軍幹部が語った“真相”」と、1月1に放送のBS1世界のドキュメンタリー「アフター・ヒトラー」である。いずれの番組においても、あまりにもおぞましい残酷な大量虐殺が生々しく報じられていた。信じたくはないが、ひとたび戦争になると、とんでもない残酷なことまでやるのが人間の本性なのだろうか。一部の傲慢で残虐な心を持った指導者の理性の暴走、そしてそれに流されて安易に従う国民の行動が、国家を理不尽な戦争へと駆り立てて行く。
日本人は組織に対して従順で一方向に流れやすいと言われる。社会や組織の目を気にして言いたいことも言わない。小さな組織になる程その傾向が強い。企業の内部においては特にその傾向が強い。かつて、私が勤めていた会社において、トップによる組織的な国際的不祥事が連日大きなニュースになったことがあった。組織に対して積極的にもの言わない企業体体質がその根本にあると思っている。上司の顔を窺いながらうまく立ち回ることが出世の第一条件であり、これが企業文化を形成する大きな要素になっている。人間力こそが実力主義の本質なのだ。その後も日本を代表するような国際的企業の不祥事が後を絶たない。日本における企業不祥事の特徴は組織のためであり、私利私欲が大半を占める欧米のそれと大きく異なっているという。そのため罪の意識も薄い。上述した日本人の国民性の表れであると思う。しかし、国際化が進むこれからの社会においては他国と異質ではおれない。
私は「自ら考え行動する習慣」を若いうちから身につけることが大切だと感じている。まずは、すべての情報は疑ってみる。そしてその中から正しい情報を自分で選択する力である。特に玉石混交の複雑雑多な情報が飛び交う今日の情報化社会においては、そのような力をつけることが社会で賢く生きて行くうえで必須である。学校教育の現場ではディベートの時間を設けたらどうだろう。そのことが、異なる意見に対して寛容になるとともに、国家の暴走を防ぐ力にもなっていくと思う。
それにしても、都合の悪い意見には耳を傾けようとせず暴走気味のトランプ氏は余りに異質である。なによりも、ツイッターで感情の赴くままに発言するなど、大統領としての品格のなさ幼稚さにはただただ呆れるばかりだ。米国はいったいどこに向かおうとしているのか。これが日本との関係の深い超大国米国の大統領だから"他国のこと"では済まされない。
気分転換
猫のいる世界はのどかで平和で癒されます。
ノラのララです。
一昨年の夏、生まれて三か月目に保護し、とても大きく成長しました。
苦労してここまできただけあって、とにかくかわいいい。
毎日、外と私の部屋を往復しています。
分けあって家猫になれないのです。
でも、精一杯愛情を注いでいるので幸せじゃないかなあ?
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