クロマチックハーモニカに魅せられて半年
半年前に65歳の手習いで始めたクロマチックハーモニカの演奏にも大分馴れてきた。楽譜を見ながらハーモニカを演奏するなどということはこれまで考えたこともなかったが、最近では何の抵抗もなく読めるようになってきた。楽譜を見ながら演奏するというのは小学校のとき、鼓笛隊で笛を吹いて以来である。そのときだって楽譜を読んでいたかは定かでない。
運良ければ無料の楽譜もインターネットで入手することができ、ほとんどの曲の実演がyoutubeで公開されている。また、無料の講座を公開しているサイトもあるので練習のための教材には事欠かない。特に、知る人ぞ知るクロマチックハーモニカの第一人者である徳永延生氏のサイトはいろいろと充実しているので、これから始めたいという方にはお勧めのサイトである。
インターネットや書店で手に入れた楽譜の音階と、youtubeの実演との音階は異なることが多い。また、好みの音階というのもあるので、ほとんどの楽譜について移調を行っている。自分の思い通りの音階に変換できるので楽しくて仕方ない。同じ曲でも移調によってガラリと印象が異なってくるので音楽は奥深いものだと思う。
クロマチックハーモニカに出会うまでは吹いたことのなかったクラシックやジャズ、演歌など、今ではレパートリーも50曲を越えるまでになってきた。これまで聴くだけだった名曲を自分で演奏できる喜びはひとしおである。まだまだ他人に披露できるレベルではないが、やがてそのような日がくることを夢に研鑽の毎日である。
よく世間では年齢のせいにして新たな挑戦をあきらめる人が多い。たぶんほとんどの場合、それは言い訳だろう。何でも新しいものに挑戦することは、老いを跳ね返す活力の源泉にもなる。定年を過ぎて暇を持て余している御仁、心身の健康のため、何か新しいものに挑戦されてみてはいかがでしょう。
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