徒然なるままに

あるがままを生きる

容易ならぬ株の世界


2018年8月14日付で、日本銀行が公表した2018年第1四半期(1-3月、Q1)の「資金循環の日米比較」レポートによると、日本の家計資産残高は1829兆円になるという。このうち、投資信託と株式を合わせた資産は全体の15%に過ぎない。その他は、資産の増加がほとんど見込めない現金や預金等である。つまり、ほとんどの資産が眠っているのである。例えば、米国とユーロエリアでは投資信託と株式を合わせた資産が、それぞれ全体の約50%と30%になるというから、日本人の資産配分の特異性は際立っている。もっとも、この2~3年の株価の乱高下を目の当たりにしていては、投資家の数は益々減少していくかもしれない。





私が株式投資を始めたのは30歳前後のときだった。それから中断した時期もあったので、これまで通算30年余りの投資歴になる。とはいえ、会社勤めをしていた65歳になるまでは会社の仕事を優先していたので、それまでの経験から得られた有用な知見は少ない。これに対して、自由の身となり、時間的余裕のできたここ数年で得られた知見には非常に大きなものがあった。もちろん、大きな損失という高い授業料を払っての知見である。



株式投資にあたって儲け続けるために最も大切なことは、しっかりした自分なりの「勝ちパターンを身につけ、買いたい売りたいの欲望に打ち勝ち、それを強い意志で実行すること」である。その勝ちパターンは、少なくとも、数年に1度発生するような暴落にも耐えることが必須の条件である。ただ漫然と投資していては、長い時間をかけて運よくコツコツと増やした資産も、今回のような暴落によりたちどころに泡となって消えてしまう。そして、可能ならば、なるべく不確実な経済予測に頼らない勝ちパターンであることが望ましいと思う。トレンドに素直にしたがった投資手法に基づく勝ちパターンである。また、個人投資家は、情報量が圧倒的に多く運用方針も異なる機関投資家やヘッジファンドといったプロと同じような投資をしていては、彼らの格好の餌食になるだけで勝ち目がないことも忘れてはいけないと思う。おそらく、以上述べた考え方は、基本的に間違っていないと思う。私の「勝ちパターン」は、これからも乱高下するであろう相場の中で試されることになる。いずれ、確信が持てれば、その具体的内容について紹介したい。非常にシンプルなものですが..





そのような、勝ちパターンを軸としながらも、投資タイミングと銘柄選択のための日々の努力は怠れない。そこで必要なのが株に関する情報であるが、楽観・悲観のさまざまな情報に振り回されていては、株式投資で成功を収めることはできない。わたしは、どのような専門家の意見も、まずは疑ってみる。そして自分なり研究して納得して、初めてその情報を信頼する。これを繰り返していると、数少ない信頼できる有用な情報源がやがて見えてくる。



株式投資は簡単“といったような触れ込みの勧誘も少なくないが、現実はそんなに甘いものではない。艱難辛苦の経験から得られる知力・忍耐力・胆力が試される非常にシビアな世界である。私は、株式相場は、知力・忍耐力・胆力といった人間力を磨く修行の場ととらえている。そういう私は、まだまだ修行の足りない未熟者である。



本稿読者の方、幸運あれ!



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